ロシアの部屋Русский дом Blog Version

分類は日記ですが、日記に加えてロシアニュースの解説・分析も行います。興味ない人は流してくれて結構ですw

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ゴルバチョフ、もしくは世界遺産

ゴルバチョフ元大統領の顔に水 モスクワの会合で

 インタファクス通信によると、モスクワで13日開かれた会合の最中、ゴルバチョフ元ソ連大統領が、
革新系政党の男性リーダーから顔にコップの水をかけられた。
 元大統領は「わが国に利益をもたらしたペレストロイカ(改革)」という題で講演したが、
リーダーは「元大統領にはソ連を崩壊させ、国と党を裏切った直接の責任がある」と批判した。
 元大統領は
「水をかけられるのはこれが最初でも最後でもない。ロシア社会の政治文化を示すものだ」と余裕しゃくしゃく。
リーダーは元大統領のボディーガードに会場からつまみ出された。(共同)
http://www.sankei.co.jp/news/051014/kok033.htm

(私見)ゴルビーショックだわ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
で、ゴルバチョフ。世界史で「ペレストロイカ」をやったってことで覚えてる人もいるかもしれませんが、
教科書でやったからって、この人生きてますからね(笑)たまに死んだと思ってる人がおりますんで。一応。
さてこのニュース、大したニュースじゃないです(笑)ゴルバチョフは確かに生きていますが、
名声的には死んだも同然と言っても過言ではないでしょう、こう言っては可哀想ですが。
フリーランドの書いた「世紀の売却」という本の中でも出てくることですが、
彼は自分のやったこと(ペレストロイカ)に対して自信満々に過ぎる。ここが彼のつまらない所です。
教科書でよく「閉塞感のあるソ連でゴルバチョフがペレストロイカをやった。その効果あってソ連が崩壊した」
という理解をする人がいますが、間違っている。ゴルビーは生粋の共産党員であって、ソ連を崩壊させようなんて
これっぽっちも思ってなかったんです。質素ながらも教育費も電話とかの公共料金もタダ、ただ思ったことを言えない
このソ連という愛する大国を、西側を参考にして少し良くしようじゃねぇか。
こんなことを思ったわけです。ですが、彼が思っている以上に国民と少数民族の不満は鬱積していて、
「話し合いましょう」「自分の考えはバンバン言いましょう(グラスノスチ)」との声によって
爆発したあらゆる激情にソ連という国は耐えられなかった。
それで深刻なのは、彼はなぜペレストロイカが失敗したのか分かってないんですね。
エリツィンとの権力闘争に負けたぐらいに思ってるんじゃなかろか。
だけど彼は選挙に普通に立候補して
「ペレストロイカが成功していたら、もう一度私に任せてくれたら云々」などと言うもんだから、
ソ連を愛した左派ロシア人には
「お前がソ連を破壊したんだろが。大国ソ連を返せ」
ロシアのナショナリストには
「君は我がロシア連邦にとって必要ない」
一般人には
「あ、まだ生きてたんだ?」(日本の皆さんもこう思うのでは?)
散々な目に遭っているわけですね。
何だか可哀想にも思えてきます。歴史的人物なのに、ソ連がなくなった途端に用済み、目もくれられない。
しかも本人は国のことをとても愛してます。だって、
財団を立ち上げてまでミソクソに言われながら政治活動を続けて、
演説中に水や石を投げられても民衆に訴え続ける姿勢は本当にけなげです。
それに見ている所は見ています。水を掛けられて発した「ロシアの政治文化を示すものだ」というコメントは
実は、プーチン政権下で衆愚化した民衆を的確に批判しているように思うのです。
水を掛けられた理由を分かってないから「余裕しゃくしゃく」なのかもしれませんが(笑)まぁ相手は過激派ですけどね。
彼の名前を賞賛するのは随分前から、西側メディアだけになってるんですよね。それだけでも幸せでしょうか。
そんなロシアでは影響力を失ったゴルバチョフさんは色んなところで講演会をやってます。
11月にも三重?で
野中広務とか田原総一郎などとフォーラムをやる予定みたいです。ちょっと行ってみたい気もする今日この頃…
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